フィリピン人の英語力はすごい!

フィリピンでは、小学校から殆どの授業(母国語授業等を除く)をすべて英語で行います。先生と生徒はもちろん、その授業中は生徒同士も母国語での会話は一切禁止(違反者は退室)などとしています。

日常生活でのお互いの会話は基本的に母国語ですが、公式の場やビジネスシーンでは(現地人同士でも)すべて英語で会話するのがマナーのようになっています。

英語圏ネイティブの人々と話しているわけではないので、多くの人が特有の強い訛りを持っていたり、(英語圏ネイティブの人と比較して)あまり流暢に喋れなかったりします(完璧な発音の人もいます)。しかし、大学や会社の資料は全て英語で作成、売っている本もすべて英語、しかも読書好き・勉強好きが大変多いため、英語ネイティブを凌ぐ語彙力や表現力、知識を持つことも少なくありません。映画(英語)も当然「字幕なし」です。

米国Global English社の2013年度調査によると、フィリピンのビジネス英語運用力(BEI値)国内平均は、英語ネイティブである米国(5.23)、イギリス(6.81)、カナダ(5.71)、オーストラリア(6.78)を凌いで、7.95という、ダントツ(世界第一位)の高評価が出ています。
http://static.globalenglish.com/files/reports/Business_English_Index_2013.pdf
(ちなみに、日本は4.29という寂しい評価がつけられています)

フィリピンは貧困層が多く「学力こそが将来を左右する」と考えているため、勉学意欲が非常に高い国です。学費が安く(大学でも年数万円~:現地の人にはそれでも高いのですが)、大学卒業後にまた別の大学に入ることも少なくありません。そしてもちろん、在学中はすべて、講義、論文、その他あらゆる情報手段が英語ですので、大学を卒業しただけで必然的に英語のエキスパートになってしまいます。

英語圏ネイティブの方からよく、「フィリピン人が使う英語レベルの高さに驚かされる」と聞きます。まさに「お墨付き」の英語力なのです。

ウェブ検索で「フィリピン 英語力」と引いてみてください。様々な記事を見つけることができ、フィリピン人英語のすごさをお分かりいただけると思います。

フィリピンは「オンラインアウトソーシングの国」と言っても過言ではないくらい、英語ネイティブ国(米、英、その他)から様々な業務をオンラインで受託しています。

メーカーサポートの電話が自動でフィリピンに転送され、あたかも現地(英語ネイティブ国)にいるかのようにサポートしたり、英語ネイティブの文章を校閲してまた本国に返す、などということも当たり前のように行われています。

特に、英語を専門に訓練してきたフィリピン人の英語レベルは想像を超える高さを持っており、英文校閲にとどまらず、米国カリスマビジネスリーダーのホームページやブログが、実はフィリピン人のゴーストライターによるものであったりもします。

もはや、英語ネイティブ国の人よりも、トレーニングを積んだフィリピン人の方が英文レベルが高い、と言ってもおかしくないでしょう。

「英語圏ネイティブの人に英文校正してもらったほうが高品質」とお考えになっている皆さん、この記事を読まれても、まだそう信じ続けますか?

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